一人会議議事録

日々是遺書

永い言い訳

気分的になんとなく今、見たい映画かなと思って映画館へ。
西川美和監督の映画はゆれるくらいしかみていないんだけど、他者とはわかりあえないんじゃないかという、心の深淵みたいなものを描いてるようで、ま、ゆれるしかみていないから、そんなイメージを抱いているんだけど、人の気持ちなんて100%わかるなんてことはありえないからね。

永い言い訳の意味を考えてたけど、子供を作らないとか、家族を持たないとか、そんな永い言い訳をしている、って意味の言い訳かなとおもった。
自分みたいな遺伝子は残したくないだのなんだのって言い訳して、でも無償の奉仕を捧げる存在みたいなものがあるんじゃないかっていう人生の意味みたいなものを、気分的が沈んだときとか考えちゃうよねー。。映画の最初のシーンで、灯ちゃんが大変になったり、真くんの苦労して、反抗的になっていくシーンをみて、次のシーンで事故っちゃうんじゃ・・・なんて妙にハラハラとさせられてんだけど、それって家族を持つってことの疑似体験を映画を通してさせられてのかなーなんて、考えてた。灯ちゃんの演技のような演技じゃないようなシーンの数々が結構印象に残る。

手嶌葵さんの音楽が流れるシーンがやっぱ、ズーンときたかな。人生は他者だ。そうなんだよねぇ。。
もっと他者と向き合うような人生歩まんとなーって前向きになりました。いつその人との関係性が絶たれるかもしれないんだから、会えている時間を大切にしないとね。

 

 

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永い言い訳 (文春文庫)

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