イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
The Imitation game
アラン・チューリング。コンピュータの父の1人と言われている。
この人のことは、昔、ビジネスジャンプで連載されていた、
BRAINSという漫画で知っていた。
原作者がその本の内容をWEBで公開しているので
リンク貼っときます。↓
http://brains.te.chiba-u.jp/~itot/work/brains/b1/b1.htm
ベネディクト・カンバーバッチ主演のせいか、
映画館がものすごく賑わってたのが、まず第一印象。
映画の感想としては、BRAINS読んでて、
話の流れはわかってたんだけど、エニグマ暗号解読、
コンピュータの誕生のカタルシスと、チューリングの
悲劇のストーリの揺さぶられで、感動しぃな者ですから、
また、朝から松竹梅を10秒チャージしてたもんだから、
涙腺が崩壊ぎみだったんだけど、なんとか、こらえました。
なんというか、秘密に翻弄されて、英雄なのに
社会的少数者が故に孤独に死んでいく姿に。カンバーバッチの
演技も相まって、やられっちゃいました。
エニグマという暗号は解けたのに、暗号化された人の想いは
解けずに孤独に死んでいく姿に。
家に帰って、関連情報をWebから漁ってみて、BRAINSの
原作読み返したりして、
あの暗号解読機は実際はクリストファーではなく、bonbeという
名前だそうですが、あれ自体の仕組みがよくわからんかったので、
帰りにちょうど、本屋でイミテーション・ゲームフェアみたいな
感じでチューリング本が並べられていたので、その中から
入門本を一冊購入してきました。勉強したいと思います。
この入門本、帯にカンバーバッチの顔写真があるんだけど、
それをはがすとチューリング本人の肖像が表れる構成がおもろいな、
と思う。
印象に残ったシーンは
「誰にも思いつかない人物が、
誰にも思いつかないことをやってのけたりするんだよ」
というセリフが
リレーで返ってくる一連のシーンとか、
刑事の尋問で自身にチューリング・テストをするシーンとか。
あと、MI6のミンギスが言った”Wonderful War”といったセリフ。
この先の戦争が情報や無人で画面越しにミサイル撃ちこむような
戦闘で決定するような現代戦を予見しているようで薄ら寒かったシーンとか。
Wiki読んでると、クリストファーの死によって無神論者になり、
それきっかけで、コンピュータに知能を持たせるような研究に
進んでいるような印象を受けたが、もう一つ、ググった
記事で、ブラックプールの占い師のことばで青ざめて、
自殺したのでは、というのがあって、
無神論者が占い師に何言われて、気落ちしたのかが
気になったが、その答えは見つけられない。
https://www.bbcworldnews-japan.com/uk_topics/view/0000268
UKトピックス | BBCワールドニュース‐英国放送協会の国際ニュースチャンネル
ストーリー的にBRAINSで知っている展開とは
違う印象でちょっぴり違和感あったんだけど、
いまんとこ今年一番、グッと来た映画でした。
映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』予告編 - YouTube
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