父の詫び状
昔、Brutusかなんかの本特集あたりで、気になって
アマゾンから取り寄せた本をしばらく積み状態で寝かしておいて、
さっきくらいに読み終わりました。一気に。
極上のエッセイでしたわ。文章の中に笑いと泣きが
同居しているような感じで。
「ごはん」とか「ねずみ花火」あたりが好き。
戦中の描写がそこにあるかのような感じで
ちびまる子ちゃんのように表現されていて、
言い方が変かもしれないが、戦時中なのに
暗さがない感じ。
最後の沢木耕太郎さんの解説も含めて、
一つの作品のような。
向田邦子さんが事故死したときのことがリアルに
追体験されるようで。
向田さんの本もっとさがしてこよ。
- 作者: 向田邦子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/08/03
- メディア: 文庫
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