シンプリシティの法則
ジョン・マエダさんの本。この人は雑誌PENの
Webデザインの特集のときに知ったような気がする。
ほんと、世の中がどうしようもないほど複雑化してきたので、
このシンプリシティへの需要がどんどん高まってくるような
気がしたので、手にとってみました。
古来の伝統的なアニミズム文化というかミームで、擬人化を
得意とする日本は、モノに命を吹き込むようなデザインが
得意なんじゃないかなと思った。
以下、シンプリシティのメモ。
・10の法則
1、削除・・・シンプリシティを実現する最もシンプルな方法は、考え抜かれた削減を通じて手に入れる。
2、組織化・・・組織化は、システムを構成する多くの要素を少なく見せる。
3、時間・・・時間を節約することでシンプリシティを感じられる。
4、学習・・・知識はすべてをシンプルにする。
5、相違・・・シンプリシティとコンプレクシティは互いを必要とする。
6、コンテクスト・・・シンプリシティの周辺にあるものは、決して周辺的ではない。
7、感情・・・感情は乏しいより豊かな方がいい。
8、信頼・・・私たちはシンプリシティを信じる。
9、失敗・・・決してシンプルにできないこともある。
10、1・・・シンプリシティは、明白なものを取り除き、有意義なものを加えることにかかわる。
・3つの鍵
1、アウェイ・・・遠く引き離すだけで、多いものが少なく見える。
2、オープン・・・オープンにすればコンプレクシティはシンプルになる。
3、パワー・・・使うものは少なく、得るものは多く。
・SHE:削除プロセス
S:縮小(SHRINK)
H:隠蔽(HIDE)
E:具体化(EMBODY)
・SLIP:組織化プロセス
S:分類(SORT)
L:命名(LABEL)
I:統合(INTEGRATE)
P:優先順位の決定(PRIORITIZE)
・BRAIN:学習プロセス
B:基本ははじまりである(BASICS are the beginning)
R:同じことを何度も繰り返し言う(REPEAT yourself often)
A:やけを起こさせないようにする(AVOID creating desperation)
I:例を使ってインスピレーションを与える(INSPIRE with examples)
N:繰り返し言うことを決して忘れない(NEVER forget to repeat yourself)
Laws of Simplicity | By John Maeda
- 作者: ジョンマエダ,John Maeda,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/04
- メディア: 単行本
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