ローグ・ワン
ネタバレが嫌なんで、ちょっと早めに見てきました、ローグ・ワン。
ギャレス・エドワーズ、これ3本目の作品なんだよね、大作を任せる方も任せる方だけど、それに応えてきっかり作ってくるっていうのもすごいね。才能ってあるところにはあるんだね。今の技術で蘇るエピソード4の世界、僕達が見たかったスター・ウォーズの世界を詰め込んで作ってみましたって感じでなかなか興奮した作品でした。コスチュームとかのデザインが自然にがっちゃくて、やっぱスター・ウォーズはこうじゃなきゃっていう納得感の中、その世界観にずっぽりとハマってました。
デス・スターの弱点って確かに昔っから謎だったんだよね、なんであんな自爆装置みたいな弱点が露出はしてないけど、破壊可能な位置にあるのか、この物語によってそれが補足された気分です。
ダース・ベイダーも出てきたけど、絶対殺られっちゃうっていうオーラというか絶望感がすごかったです。。
どっかのニュース記事でディズニーがラストシーンを作り直させたみたいなのを読んだ気がするけど、作り直させる前はどんなだったのかも気になる。
日曜の真田丸の余韻も引きずってたこともあり、2作品が自分の中で妙にシンクロしてました、両者ともある意味、敗者の物語だからかな。「望みを捨てぬ者だけに道は開ける」っていうセリフと、「Hope」ってセリフも妙にシンクロしてたなと。「Hope」言うセリフのシーンには色んな意味で鳥肌がぞぞぞっと立ちました。この後、デス・スターを破壊することになるが、それはまた少し先の話、みたいに有働アナのナレーションが聞こえてきそうでした。
どうやって作り上げたかが、ものすごく気になるシーンが多々あって、しばらくはローグ・ワン関連の記事を追っかけることになりそうだ。
久しぶりにバトルフロントがやりたくなってきた。新作も出るらしいし。
盲目の戦士のモチーフは座頭市だろうね、スター・ウォーズ自体が黒澤映画の影響うけてるから、本作もその空気感がでてました。でも演じてる役者は中国人で(演技自体は少林寺を彷彿とさせるから大好きだったんですけど)、最近の「君の名は」の中国での興行成績とかみてても、ハリウッドのチャイナシフトは止まらないと言った感じでしょうか。中国のギャンブラー的な側面とハリウッドの相性が良いんでしょうね。
そのサマを端から見てると、映画という文化=銀河が中国=帝国軍に占拠されていくようで、いい気分ではないですね。座頭市とか七人の侍=ジェダイが滅んでしまってて、すぐに儲かるような映画(愛を叫ぶ系とかアニメの実写とか)=ダークサイドに堕ちてしまっている日本映画しかない現状が残念な感じです。予算が少なくても素晴らしい映画(=反乱軍)は撮れるのはギャレス・エドワーズが証明しているので、それがふたたび日本から生まれてくれることのHopeは捨てたくないですね。
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: V.A.
- 出版社/メーカー: WALT DISNEY RECORDS
- 発売日: 2016/12/16
- メディア: CD
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