歴史の愉しみ方
英雄たちの選択の磯田道史さんの本。ちょっとテレビみてて、発言とか考え方とか気になる人だったので、どこかのサイトで紹介されてたので、気になる本として頭の片隅にあったので、なんか本を一気に買うときのついでに買いました。
エッセイ形式なので非常に読みやすい。忍者の文献を読み解く部分、興味深く読む。
古文書読めるようになりたいね。見る人にとっては古文書ってお宝なんだろうね。
現代のブログとかに書かれている文の量にくらべて、歴史上の記載なんてのは少ないだろうけど、それでも膨大な量の情報がどこかに眠ってて、新たな歴史的解釈につながるような資料を発見できたときの喜びったらないんだろうなー。
この本を読んでてハッとしたのは、震災のときの原発の対応のくだりで、現場が頑張ってて指揮系統がとんでもなくて、兵站が機能していない姿ってそのまま太平洋戦争そのものなんだよな、というのをあらためて知らされた気分。ぜんぜん失敗を学習していない姿を見ると、なんというか、あと2、3回徹底的にスクラップしないと勉強しないのかなー、と暗澹たる気持ちになる。。という意味でいうと今、幕末の薩人を読み解くっていうのも面白そう。次の次あたりの大河が西郷さんだというし。
歴史が物語る以上、南海トラフは起きて、15mクラスの津波は押し寄せてくるんだろう。その時期の世界の記録というのも気になるところ。それくらいの津波ならいたるところに影響がありそうだけど、南米とかだとインディアンとかインカ帝国に記録なんてないだろうな、、んー、歴史はむずかしい。口伝では伝わらない。
南海トラフは10分くらいゆれるかも、という歴史の裏付けを考証するのも興味深い。10分間揺れている間に津波は15分くらいでやってくる。無理ゲー感がすごいけど、どこかにこの知識は頭の片隅に入れといていざっていう時には無理でも高台にダッシュする状態にしておかなければだめなんだろうね。。
地震活動期にはいってるし。歴史は学ばなければ!
以下、本読んでて気になったキーワードをメモ
■■■キーワード
■太田垣蓮月 蓮月焼
■斎藤隆夫
■勝海舟 横井小楠 西郷南洲 「氷川清話」
■正倉院宝物 「冶葛」390gの闇
■映画「武士の家計簿」
■庭園美術館のペンギン
■反実仮想 詮議
■イザベラ・バード
■トカラ列島宝島 薩英戦争 吉村九助 遠島人本田助之氶
■胎盤 胞衣
■成瀬正成 犬のコスプレ 唐犬頭巾
■直江兼続 徳川家康 「群書治要」
■由井正雪のクーデター
■島津 関ヶ原 捨てかまり戦法「古実聞書」「皆 腰さし鉄砲」