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一人会議議事録

日々是遺書

チェルノブイリ・ハート

映画

ずっしりきた。
自分の目の前というか、身近におこらないと、
無視してしまっていた罪悪感につつまされる。
あの事故から、25年。
まだ、汚染から回復はしていない。
あの事故直後に生まれた子供たちが、
今は子供を生む時期にきている。
障害を持つ子供たちの病室。
年を追うごとに改善するのではなく、
悪化しているという。


そういった子供たちは原発事故後に
確実に増えているのに、
放射能の影響とは言い切れない矛盾。
だれもがその因果関係についてはくっきりと
わかっているのに。そこに何か怖さを感じる。
汚染された都市での、
普通の赤ん坊が生まれる確率を聞いて、ぞっとする。


映画のタイトルにもなっている、チェルノブイリ・ハート。
心臓に穴があくというこの病気が
この後、日本でも増えてきたら、と思うと
暗澹たる思いにかられる。


同時上映されていた同じ監督の短編、
ホワイトホース。
チェルノブイリから3kmほどの位置に
少年のころ住んでいた男が
そこに20年経って、
戻ったときのドキュメンタリー。
こちらも身につまされる。
故郷を強制的に追われる。
2度と戻って来ないという感情と、
ずっといたいという感情のせめぎ合いが、
映像から伝わる。演技などでは出せない感情、
そいうものが伝わってきて。


映画からは、それでも生きていかないと、
自分が悪と感じるものをすこしづつ是正しながら。
という気持ちを受け取った。

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