一人会議議事録

日々是遺書

父の詫び状

昔、Brutusかなんかの本特集あたりで、気になって
アマゾンから取り寄せた本をしばらく積み状態で寝かしておいて、
さっきくらいに読み終わりました。一気に。

極上のエッセイでしたわ。文章の中に笑いと泣きが
同居しているような感じで。
「ごはん」とか「ねずみ花火」あたりが好き。
戦中の描写がそこにあるかのような感じで
ちびまる子ちゃんのように表現されていて、
言い方が変かもしれないが、戦時中なのに
暗さがない感じ。

最後の沢木耕太郎さんの解説も含めて、
一つの作品のような。
向田邦子さんが事故死したときのことがリアルに
追体験されるようで。

向田さんの本もっとさがしてこよ。

父の詫び状 <新装版> (文春文庫)

父の詫び状 <新装版> (文春文庫)