一人会議議事録

日々是遺書

インテリジェンス 武器なき戦争


1回は梅田さんのブログで、もう1回は読売新聞の
2面下の広告で 見て、ちょっと気になりだしたので購入。


NHKワシントンで脳に刻まれてる、手嶋さんと
宗男さんの参謀ってイメージだった
ラスプーチンこと佐藤さんの 対談本。


インテリジェンスというキーワードを中心に、
スパイ映画さながらのやり取りを
どきどきしながら読める1冊。
ちょうど、Metal Gear Solidをやってる途中
でもあるので、 タイムリーで面白かった。


この本よんで、かなり外交の奥深さについての
知識を深めることができた。


インテリジェンスが日本に集まっているというのも
興味深い。
インターネットの世界で日本語が英語の次に
多いというのも関係あるのかな、と思ったり。


ネオコンの奥にアウシュビッツがあったとは、
イラク戦争を石油って一元的な視点からだけで判断しちゃ
いかんのね。
佐藤さんについても、自分自身、誤解していた面もあり、
やはり、TVニュースだけの1元的な情報から判断するのは
危ういんだなという印象を受けた。

あと、外務省がかなり腐りかけていることがわかった。


この本自体も、どうにかして日本人にインテリジェンス
の現実を気づかせたいという、どこかの思惑が動いて
出されたものなのかしら、と勘ぐってみたり。


インテリジェンスってことで最近の出来事で思い出したのは
日本の核保有には3年くらいかかる
という情報が流されたこと。
聞いたときは、非核3原則があるのに、
なんちゅうことを調べてるのだと政府に憤りを感じたが、
この本を読んだ今は、防衛って観点から見て3年も
かかるって情報を 安易に流して良かったのかと思ったり、
この情報自体ブラフで
ホントは数ヶ月くらいで作れんじゃねーのとか疑ってみたり
と、そんな感じに考えるようになっていた。または、
政府が調べる以前に外国のインテリジェンス機関が
調べていて日本が核を作るには3年かかることはばればれで、
それより、はやく発表しちまえと、腐った外務省が考えたか。

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)