一人会議議事録

日々是遺書

F1 鈴鹿GP

週末は上のアルバムを含む8枚のアルバムをIpodにつめて
三重・鈴鹿サーキットへと向かう。
前日の強風雨模様が嘘のように晴れ上がった空。
鈴鹿サーキットに向かうぎゅうぎゅう詰めの電車に
揺られながら、誰もが自分のことを晴れ男・晴れ女と
思ってんじゃないのかと、ふと考える。
それにしても、目に飛び込む青空のクオリア
私の頭蓋骨に収められた回路を心地よく刺激する。

なんだかんだで、鈴鹿サーキットに到着。
直に飛び込んでくるF1マシーン、そのスピードと音。
TVの枠内で見ているものとは別次元の存在感を感じた。
やっぱ、直接、生で見るという経験はしてみるものである。
予選では、最初のコーナーを抜けたあたりとかS字のコーナーあたりを
うろちょろしていた。
ひゅーん、ひゅーん、と目の前を駆けるマシーンたちを
首と目とカメラで追いかける。
予選ではマッサ、M.シューマッハの紅のワンツーで終了した。

帰りもぎゅうぎゅう詰めの電車。尿意を抑えつつ。

翌日決勝。
少しでも良い席を取ろうと重い、朝早くでかけたのだが、
すでにすごい人の数であった。
とりあえず、立体交差が見えるとこに座った。
草むらのこおろぎとかまきりが気になる。
T.スクウェアによる国歌斉唱。
スタート。
TVもラジオも何もない状態なので、序盤はレース状況が
わかったのだが、各マシーンがPitに入った後はどれが
トップなのかわからなくなった。
しかし、トップグループの走りとそうではないマシーンとの
走りの違いは一目瞭然であるので、それを頼りにTopを予測する。
予選と違い、常に目の前をマシーンが駆け続ける。
エンジン音の残響が耳に残る。
レース終盤、白煙をあげて目の前で停まる紅のマシーン。
M.シューマッハであった。マシーンを降りるシューマッハ
背中がしょぼーんという音を発しているかのようだった。
あらゆる意味で最後の鈴鹿GP。残念な終わり方であった。
得てして最後とはこんなものなのかもしれないが。
自分の中から出てくる強烈な悔しさ感から
自分はM.シューマッハのファンだったんだなと、思った。

レースはアロンソが制した。
残りブラジルGP。アロンソが入賞せず、シューマッハ
優勝しない限り逆転ワールドチャンピオンはない。
なんにしても最後中の最後のレース。
シューマッハにチャンピオンになってもらいたい。

本物を見た後は、TVで見る印象も変わっていた。
Liveは経験してみるものである。
フジロックとかも行ってみようかな。