俺の考え
本田宗一郎さんの本。スタイルは国家の品格に近いが、内容は真逆。下品でいいじゃねぇか、といっています。そこらへんのおっちゃんが酒飲んでくだまいてるみたいな感じだけど、そこはもう、あのホンダの社長さんだので、一言一言が頭に突き刺さるような内容でした。
こんな社っちょさん、今いるかな…。うちの会社のは、肩書きタイプだな…。今読んでも内容的には色あせてないっていうのは日本て国が成長してないんじゃすかね、と思ってしまった。
すごい人の経営ってのは大局観で見、最善の一手を打ち込んでいる美しい棋風に見える。ま、経営にもまだまだ無限の可能性があるから、本田さんが正解ってワケではないけれど、模倣する価値はある。
昔、TV番組で本田さんと藤沢さんの絶妙なコンビネーションを描いた、再現ドラマみたいなものがあったのだけれど、今、この2人のような経営スタイルの会社ってあんのかな。ソニーの井深さんと盛田さんみたいなコンビってもう日本じゃ生まれないのかな。
やっぱ、基本はエンジョイ精神だな。あとアイデアだして、閃いてなんぼ、の世界。
じゃ、次の電車で読もうは池波正太郎さんの「散歩のときに何か食べたくなって」を。
- 作者: 本田宗一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1996/04/25
- メディア: 文庫
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