生きて死ぬ私
「脳と仮想」側に近い本かな。
時のクオリアについて語られているような気もした。時のクオリアって何か、ゲームの中の重要アイテムっぽい。
「時のクオリアを手に入れた!」みたいな。
アインシュタインが量子力学を最初直感的に否定していたのも、脳の中の時のクオリアにとらわれてしまっていたからなのかもとか適当に妄想したり。ちょっと違うか。
空間のここ、そこ、あそことかと同様に時間の過去、今、未来に大きな違いは無いらしい。けど、脳は「今」という時間を重要と感じる。その差に意識の問題を解くカギがあったりすんのかな。んー、難しい。
意識の変性状態(オルタード・ステイツ)。「プロセス・アイ」を読んでへー、とか言って、そういう言葉があるんだと思ってた程度なんすけど。自分の経験で「夢」以外の意識の変性状態は、なんか大学受験の試験開始直後に時間が止まったような、自分のここにいないみたいな感覚、気ガ狂いそうな経験。があったけどこれは違うか…。もうひとつ頻繁に起こるのが、これもちょっと違うかもしれないけど「金縛り」に会う。幽体離脱までは行かないけれども、体が全く動かないが、覚醒している状態を結構、経験している。肉体的にめっさくさ疲労しているときによく起こるね。うつぶせになっているときに金縛りになり、そばに誰かいるような感覚があったり。両手を誰かに押さえつけられるような感覚とか。腹の上に誰かが乗っかっているような感覚とか。天井のシミがだんだん人の顔のようになっていったりするのだが。その時、不思議なのは金縛りが解けた時、目を腕で覆ってたりして視覚がさえぎられているのに「観ている」状況が成立していることだ。あれは一種の感覚を伴う夢なのかなと考えるようにしている。だってそうかんがえないと怖いものですから…
などなど、茂木さんの本を読むといろいろと考えさせられる。枕草子のくだりにも結構、ハッとする新鮮なものがありました。次は何を買おうか。そいえば茂木さんのブログ見てたら佐藤雅彦さんが本書いているらしいから、それ買お。
- 作者: 茂木健一郎
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- メディア: 文庫
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